本書は、「美学(¨Asthetik)」を、その語源である「感性学」として捉え直し、その系譜と今日的課題とを問う。
目次
- 第1部 感性論(美学)の論争点(美学の可能性についての一考察;アスペクトの知覚—ウィトゲンシュタインの感性論;気分と日常性—自然な自明性の喪失について;文化とテクノロジー)
- 第2部 感性論(美学)の系譜(感性的認識—美学史的考察;判定構造論の虚焦点;感覚論者たち—発明されなかった「エステティック」について;現代感性学と二種の新形而上学—その新しさと問題性のメカニズム ほか)